タグ:Summicron 50/2 ( 125 ) タグの人気記事

南無三、あるいはサンタ・マリーア

 自分の撮り続けている写真に、とくにテーマなどはない。ただ、「それ」に遭遇したときは、是が非でも撮りたい。最近では構えながら間に合うか微妙なときなど、柄にもなく「神様」などとつぶやいたりする。このときも、たしか祈った。
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Foma Fomapan 400 f2 1/60
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by solalyn | 2018-06-06 19:32 | PROPOS | Comments(0)

ぼやぼや

 あ、どうもゴブタサしております。「子豚さん」ならかわいいんですけどね。撮れてはいるし、取れ高もそこそこ(当社比)あるんですけど、なんというかこうですね、

アップする気にならない

とまあ、こういうわけでして。ではでは取り急ぎ。
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Foma Fomapan 400 f2 1/15
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第2回プラチナブロガーコンテスト



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by solalyn | 2018-05-15 02:01 | PROPOS | Comments(0)

縄抜け

 (略)、逆柱(さかばしら)などという迷信があって、新築の家が、どこからどこまで、申し分なく出来あがると、かえって、「魔がさす」から、一本だけは、わざと柱を逆(さかさ)に立てて置く、というのです。


― 里見弴「文章の話」より ―
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Foma Fomapan 400 f8 1/500
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第2回プラチナブロガーコンテスト



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by solalyn | 2018-03-14 18:50 | WORDS | Comments(0)

浮浪雲

 「あのさー、たくちゃん。『アメリカは』とかひとつにまとめて言うなよ。おまえ、アメリカ人全員知ってるわけじゃねえだろ」

二十年前、そう言って若造だった俺をたしなめてくれた同級生のシンジも、いまは行方知れずだ。
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Foma Fomapan 400 f8 1/1000
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第2回プラチナブロガーコンテスト



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by solalyn | 2018-02-20 20:09 | PROPOS | Comments(0)

新年のご挨拶

 翌朝、八時過ぎに目を覚ましたとき、自分が新しい人間になっていることに天吾は気づいた。目覚めは心地よく、腕や脚の筋肉はしなやかで、健全な刺激を待ち受けていた。肉体の疲れは残っていない。子供の頃、学期の始めに新しい教科書を開いたときのような、そんな気分だった。内容はまだ理解できないのだが、そこには新たな知識の先触れがある。

― 村上春樹「1Q84」より ―

 あけましておめでとうございます。一休宗純ではないですが、今年も用心しいしい、このドラゴンワールドの探索を続けたいと思います。お互いどうぞよい旅を。
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f8 1/500
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by solalyn | 2018-01-05 01:43 | WORDS | Comments(0)

アオハルの話

 三週間ほど前のことだ。

高3の息子を助手席に乗せて、近所のブックオフに向かっていた。しばらく走っていると息子が、「バンプオブチキンの新しい曲かけてもいい?」と聞いてきたのでいいよと答えた。彼のiPhoneからその曲が流れだしたとき、ああ、こりゃ聞いたことがあるな、と思ったので、「これってさ、『アオハルかよ』の曲?」と尋ねると、そうだよと返事が返ってきた。しばらく二人で黙って聞きながら走った。ふと柄にもなく感慨めいたものが湧いてきたので、それがつい口をついて出た。

「坊っちゃんはいま、というか、これからがアオハルなんだもんなあ。俺のアオハルはオカ君が死んで終わったなあ。まあ40近くまでだから、それでもずいぶんと長い方だったと思うけどね」

その日は雲が多い日だった。時々晴れ間があるかな、というような日。そのまましばらく走っていると視界の左側で息子がしきりに右腕で顔を拭っているのが見えた。泣いていた。ぼくに気取られないように、声を殺して。

だからぼくもまったく気づかないふりをして、いつも通りチンポコやらウンチョスやらの話をした。そうしてふたりでゲラゲラ笑った。
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f5.6 1/50
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by solalyn | 2017-11-10 15:42 | PROPOS | Comments(0)

ぜんぶ

 先日、仕事の撮影の合間に、見知らぬ街を稼がないほうのカメラを持ってほっつき歩いていたときの話。

ちょうど丘の上から駅前の喫茶店に向かって道を下っているときに、女の子たちの話声が聞こえてきた。キャーキャー言っている。中学生ぐらいかな。ちょうど下校の時間か。だんだん声が近づいてきた。

「はい!1、○○君、2、○△(呼び捨て)、3、○□先輩。さてどれでしょう!」

間髪入れずに他の子が口々に○○君だの○□先輩だのと答える。

「ブーッ。ちがいますっ」

少女たちがほんのひとときしかとどまることができない、あの時期特有の輝かしい笑い声をはじけさせる中で、問いを発した少女は高らかに宣言した。

「正解は、全部でした!」
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f8 1/1000
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by solalyn | 2017-06-03 00:38 | Comments(0)

うつってしまうものたち

 最近、「距離1.5~2メートルでのスナップショット」がマイブームである。

上がりを見て、いまだに驚きやよろこびを感じる。つくづくスナップショットはおもしろいなと思う。極々まれに、人生の謎が、ふっと、映り込む。
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f8 1/1000
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by solalyn | 2017-05-24 01:48 | PROPOS | Comments(0)

遠い太鼓

 父と母。

上がってきた写真を見ながら、あとどれくらいの間、こんな写真が撮れるんだろうかと考えた。
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f8 1/1000
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by solalyn | 2017-04-14 01:15 | PROPOS | Comments(0)

テクテク パチパチ

 先日、十五年来の写真の盟友とふた月ぶりに(いつもの、あの懐かしい三十代の日々に、われらが根城だった)サイゼリヤで話をした。そのときの彼の言葉。

「たくちゃん、写真はね、眼の延長でも手の延長でもありませんよ。足の延長なんですよ。足がぼくのまわりの景色をスクロールさせていってくれるんですよ。そうやって流れていく景色を、ぼくはただ撮るだけでいいんですよ」
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak Tri-X 400 f5.6 1/250
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by solalyn | 2017-02-27 01:53 | PROPOS | Comments(0)