友人の一周忌に行ってきました。
ぼくや大学の先輩、後輩や、友人の会社の先輩なんかも来ていて、ひさしぶりにいろいろ話しました。
とりわけ、釣り仲間でもあったという会社の先輩からの話はぼくの知らない話ばかりでした。
その先輩が話の最後にポツリと言った、
「俺には彼は、いつもいつもなにかをさがしているように見えたんだよね」
ということばが、あれから二週間近く経ったいまでも、安いテフロンコートの鍋底にこびりついた焦げみたいに、胸を離れません。
それ、どうなったんだろう。
俺のは、どうなんだろう。
DATA:Super Ikonta 530 Tessar 7cm/3.5 Fuji PN400N f11 1/300