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そこへうさぎが

生まれて初めてうさぎを飼い始めたときは名古屋で最初の結婚をしたばかりの頃だった。

離婚して、四年ぶりの面会。生まれたてだった赤ちゃんうさぎは、七歳のおばあちゃんうさぎになっていた。動きが、ゆっくりになっていた。

この写真を撮って一ヵ月後に、元の妻から彼女が死んだと泣きながら電話がかかってきた。なんと答えたのか、はっきりとは覚えていない。「きっとしあわせだったと思うよ」とか、そういったたぐいのことをいった気がする。


あの電話から三年。今の僕は東京で、あの頃の写真を見かえしている。写真の中の彼女はあいかわらず公園をゆっくり跳ねまわっている。あいかわらず午後の陽が射している。

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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak BW400CN f8 1/250
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by solalyn | 2009-11-12 22:10 | PROPOS | Comments(2)
Commented by ミィ at 2009-11-13 13:23 x
きっと向こうの世界でも、午後のやわらかな陽射しを浴びながら、自由に跳びはねているんだろうね~o(^-^)o
Commented by solalyn at 2009-11-13 21:34
どうもありがとう^^

そうだね。うん、きっとそうだね。
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