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今年も九月に写真展やります。

こんにちは。

おかげさまでタイトルの通り、昨年に引き続き今年も、『古典的スナップショット・ワークショップ 第二回写真展』を開催できる運びとなりましたーパチパチパチ。いやめでたい。

なのでゆうべから我が家の暗室(別名:台所)で生徒さんと二人してせっせこモノクロ焼き始めました。いろいろたのしみです。ではでは。

20130824訂正:ラキドラさん、水曜日はお休みじゃなくて20:00オープンです!
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by solalyn | 2013-07-26 13:18 | PROPOS | Comments(4)

さあ、

「もしも、追ってきたら?」と、バケツ氏が初めて口を開く。

「もしも、捕まったら?」と、バケツ夫人。

「もしも、撃たれたら?」と、ジョージナばあちゃん。

「もしも、私のひげが緑色のホウレン草なら?」と、ワンカ氏が声はりあげた。「口から出まかせはけっこう!そんなふうに、もしも、もしも、ばかり言っていては、どうもなりはしませんぞ。コロンブスはアメリカを発見したでしょうかな、『もしも途中で船が沈没したら?もしも海賊に出くわしたら?もしも帰ってこられなかったら?』などと言っていたら、出航すらしなかったでしょう!もしも、もしもは、願い下げです、ねえ、チャーリー君?さあ、行きますぞ!(略)」


― ロアルド・ダール:著 柳瀬尚紀:訳 『ガラスの大エレベーター』より ―
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kentmere 400 f3.5 1/60
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by solalyn | 2013-07-24 22:11 | WORDS | Comments(0)

始めました。

こういうのはどうにも気恥ずかしいんですが。

いろいろなタイミングが重なって、ネットで中古○○○屋さんをはじめました。細く長く続けていきたいと思っております。どこかでお会いできたら、と思います。ではでは。
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DATA:Minolta CLE M-Rokkor 28/2.8 f8 AE
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by solalyn | 2013-07-12 21:47 | Comments(4)

かげろうの壺

氏親は、あかるく聡明に成長していた。かれは早雲を師父のようにおもい、顔を見るたびにさまざまなことを問うた。

「いのちとはなにか」

などということまで訊く。

「陽炎にてつくりたる壺のごとくはかなきものでござる。ひとたびこわれ、五蘊(ごうん)去らば空(くう)に帰しまする」

「空とはなにか」

「何も無し。水にても候わず、木にても候わず、金にても候わず、土にても候わず、風にても候わず、火にても候わず」

「心細きものよの」

年少の身で、いのちのはかなさをこう露骨にいわれれば、身もふたもない。

「禅におはげみなされませ」

禅はこの時代の必須の教養というべきものである。

「励んだところで、そのように空しければ甲斐がないではないか」

「空しきことと空とはまったくちがうものでござりまする」

「ちがうか」

「空あればこそ万物が生じまする。五蘊あつまり、因縁これに加わらば、ふたたびいのちを生み奉りまする。空なればこそ、百虫生じ、魚介生じ、畜類生じ、人を生み奉りまする」

「奉るとは」

と、氏親は早雲の物言いのおかしさに笑った。空に対して敬語をつかうことはあるまい。

「空は、おごそかなるものでござりまする。神仏すら生み奉る」

「神仏、そのことについてかねて訊いてみようと思っていた。神仏とは人が作ったものではないか」

「人が作れるはずがござりませぬ。空が人に知恵をさずけて作らせたるものでござる。されば神仏を拝むことは空を拝むことでござる」

「空は、どこにある」

「ある・なしというものではござりませぬ。感ずるところ鋭ければ、この世に満ち満ちております」


‐ 司馬遼太郎 『箱根の坂』より(括弧内は筆者) ‐
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Ilford XP2-Super f2.8 1/60
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by solalyn | 2013-07-12 16:56 | WORDS | Comments(0)

Rock上人

こんばんは。

世の中、なにが起こるかなんて本当にわからないものですね。まさか自分が商売を始めるなんて。いやはや。


旅衣 木の根 萱の根いづくにか 身の捨てられぬ ところあるべき ‐ 一遍 ‐
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Minolta CLE M-Rokkor 28/2.8 Kodak Tri-X f8 AE
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by solalyn | 2013-07-07 01:01 | PROPOS | Comments(0)

ゾーン

灰田の脳内にはおそらく、彼の思考スピードに合わせてこしらえられた高速サーキットのようなものがあり、彼は時々そこで本来のギアを使った走行を一定時間こなさなくてはならないのだろう。そうしないと‐つくるの凡庸なスピードにつきあってローギア走行を続けていると‐彼の思考システムは加熱し、微妙な狂いを見せ始めるのかもしれない。そんな印象があった。しばらくすると灰田はそのサーキットから降りて、何ごともなかったように穏やかな笑みを浮かべ、つくるのいる場所に戻ってきた。そして速度を緩め、またつくるの思考のペースに合わせてくれた。


‐ 村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 より ‐
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DATA:Yashicaflex C Yashikor 80/3.5 Fuji PN400N f11 1/300
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by solalyn | 2013-07-03 22:20 | WORDS | Comments(0)