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ぽっかり

スペースというかすきまというか、空き地というか


こどもはとにかくそういう

『誰の役にも立っていない場所』

があるとのびのびと駆け回って追いかけっこをしたり、のんびりとおままごとを始めたりする。


願わくば、ぼくの写真にもすこしはそういう『空き地』が残っていますように。
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DATA:Leitz minolta CL M-Rokkor QF 40/2 Kentmere 400 f2.8 1/15
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by solalyn | 2013-06-25 00:41 | PROPOS | Comments(0)

ハービーさんのこと

今日(いやもう昨日か)、写真家のハービー山口さんにはじめてお会いしました。


・・いや、ごめんなさい今ぼくはちょっとイイカッコしようとしました。正確には

「ハービーさんの個展会場でのトークショーを観覧してきました」

が正しい。


それで実際にお会いした生ハービー(さん)はどうだったかというと、これがあなた、びっくりするくらいハービーさんだったんですよ。

(そんなのあたりまえじゃんw)

と思われたご通行中のみなさん、ちがうんです。私の主張をお聞ききください。


ではなにがちがうか。


うまくこのニュアンスを伝えられるかどうか自信はあまりないですけれども、これからちょっと説明を試みてみます。


んーとそうですね、たとえば普通、われわれが著作やTV・ラジオの番組などで知っている著名人と実際にお会いしたときには、かならずある種のギャップが生じますよね。

「あのひとはTVだと○○だけれど、実際は△△だった」

とか。


ハービーさんは、それが皆無でした。媒体上のイメージと実物とのシンクロ率100パーセント。リツコもびっくり。

もうなんていうか、人間として傑作なんだなあ、と。


だから、たとえばもしハービーさんが房総半島で漁師の跡継ぎとして生まれていたとしても、漁協の漁師仲間の男たちからは頼りにされ、おかみさん連中からは愛され、こどもたちからはなつかれていたでしょう。そんな気がします。

「相手の出してくるものを、いったん全部受け止める」

そんな方でした。


肉眼で見たことのある人間の中で、まちがいなく最上の一人でした。


・・・うーん、ま、予想通りというかなんというか、やはりまとめられませんでしたね。ここまで読んでくださった方、申し訳ない。

でも、この感激をなんとかすこしでもおすそ分けしたくて。


ではでは。
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DATA:Minolta CLE M-Rokkor 28/2.8 Kentmere 400 f8 AE
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by solalyn | 2013-06-20 02:29 | PROPOS | Comments(4)

1984年のハルキ

文章というのは「さあ書こう」と思ってなかなか書けるものではない。まず「何を書くか」という内容が必要だし、「どんな風に書くか」というスタイルが必要である。

でも若いうちから、自分にふさわしい内容やスタイルが発見できるかというと、これは天才でもないかぎりむずかしい。だからどこかから既成の内容やスタイルを借りてきて、適当にしのいでいくことになる。

既成のものというのは他人にも受け入れられやすいから、器用な人だとまわりから「お、うまいね」なんてけっこう言われたりする。本人もその気になる。もっとほめられようと思う―という風にして駄目になった人を僕は何人も見てきた。たしかに文章というのは量を書けば上手くなる。でも自分の中にきちんとした方向感覚がない限り、上手さの大半は「器用さ」で終わってしまう。

それではそんな方向感覚はどうすれば身につくか?これはもう、文章云々をべつにしてとにかく生きるということしかない。

どんな風に書くかというのは、どんな風に生きるかというのとだいたい同じだ。どんな風に女の子を口説くかとか、どんな風に喧嘩するかとか、寿司屋に行って何を食べるかとか、そういうことです。


‐村上春樹 『村上朝日堂』 より‐
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by solalyn | 2013-06-13 01:08 | WORDS | Comments(0)

きらきらのこころ

ぼくは生きたい ぼくはあげたい

ぼくは黄金色のこころをさがしもとめる穴掘り人足だ

ことばにすることのできなかったそういう思い

ぼくは黄金色のこころをさがしつづけ 黄昏色に年老いていく

ぼくは黄金色のこころをさがしつづけ 黄昏色に年老いていく


ハリウッドにも行った レッドウッドにも行った

黄金色のこころを求めて海も渡った

じぶんのこころ‐まるで一枚の紙っぺらみたいに薄べったい‐の中にも潜ってみた

ぼくは黄金色のこころをさがしつづけ 黄昏色に年老いていく

ぼくは黄金色のこころをさがしつづけ 黄昏色に年老いていく


ぼくは黄金色のこころをさがしつづける

きみがぼくにそうさせつづけてる

そうしてぼくは黄昏色に老いぼれていく

ぼくは黄金色のこころをさがしもとめる穴掘り人足だ


- Neil Young"Heart of Gold" をオレ流翻訳 -


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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kentmere 400 f5.6 1/125
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by solalyn | 2013-06-08 00:30 | SONGS | Comments(0)