<   2011年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

Zadar

わたしはしばしば思うのだが、我々が自分たちのために選んだ世界の裏側には、もうひとつべつの、選ばれなかった、説明のつかない世界が存在し、それが我々を選ぶことになる。それは偶然の世界であり、出会いがしらの世界であり、そこでは願いがかなえられることになる。ただそれはきわめて希にしか我々の前に姿を現さないし、姿を現したときには、否応なしに我々をまるごと呑み込んでしまう。

― 『ザダール』 マーク・ストランド 村上春樹 訳 「犬の人生」より ―
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DATA:Leitz minolta CL M-Rokkor QF 40/2 Kodak BW400CN f2.8 1/60
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by solalyn | 2011-01-27 15:48 | WORDS | Comments(2)

心持の事

心の持様は、めらず、からず、たくまず、おそれず、直に広くして、意のこころかろく、心のこころおもく、心を水にして、折にふれ、事に応ずる心也。水にへきたんの色あり。一滴もあり、滄海も在り。能々吟味あるべし。

―宮本武蔵 『五輪書』より―
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DATA:Leica M6 Summicron 50/2 Kodak BW400CN f8 1/1000
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by solalyn | 2011-01-08 22:28 | WORDS | Comments(0)

Minority report

えー、今回は一部少数の方のリクエストにお答えしての物件紹介です。


鎌倉某所で見かけた廃屋。実によい風情でした。嗚呼、何時の日か功成り名を遂げてこの家を改築して住みたし。


あの素敵な洋館がこのヘボ写真1枚しか残っていないのがうらめしい。
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DATA:Pentaconsix TL Biometar 80/2.8 Fuji PN400N f8 1/1000
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by solalyn | 2011-01-07 02:30 | PROPOS | Comments(8)

手紙

かなしいことがあって どうしようもなくって

やさしい人たちに囲まれているのに かなしくて

自分を責めて 夜通し一人で歩いた

かなしすぎると涙も出ないことをひさしぶりに思い出した


家に帰ると年賀状が届いていた 友人からのハガキに交じって聞きなれない名前が一枚

ああ 思い出した 去年七五三を撮ったお客さんからだ

「多分、我家の一番幸せな時代を素敵な写真に残して下さり、感謝しております。この先、きっと何度もアルバムを開くことになるでしょう」


気付くと 泣いていた

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DATA:Leitz minolta CL M-Rokkor QF 40/2 Kodak BW400CN f2.8 1/60
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by solalyn | 2011-01-01 23:04 | PROPOS | Comments(8)